『世界三大潮流』鳴門の渦潮をガラス越しに展望できる【渦の道】

渦の道(UZU NO MICHI)は徳島県鳴門市にある、淡路島と鳴門市を挟む「鳴門海峡」で太平洋(紀伊水道)と瀬戸内海の潮の干満差により発生する「世界一大きな渦潮」を鳴門海峡に架かる大鳴門橋(おおなるときょう)の橋桁下部にある遊歩道からガラス越しに見学できる展望台です。

鳴門海峡で発生する「うずしお」は、大きさが世界一で「渦の速さも世界で三番目の速度」と言われ『世界三大潮流(鳴門海峡、イタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモア海峡)』の一つに選ばれています。

そんな世界最大クラスの「うずしお」を延長約450メートルの遊歩道にある「ガラス張りの床」から渦潮を覗き込むことや、鳴門海峡の絶景を堪能出来ることあり、世界最大の旅行サイトであるトリップアドバイザーの「2017年エクセレンス認証」を受賞したことで世界中にも知られ、年間の入場者数が約60万人にも上る『徳島県を代表する観光スポット』の一つです。

世界三大潮流で世界一大きい渦潮

世界三大潮流で世界一大きい渦潮
鳴門海峡の潮流は『世界三大潮流(せかいさんだいちょうりゅう)』であるイタリア半島先端の「メッシーナ海峡の潮流」や北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸の間にある「セイモア海峡の潮流」と並ぶ程の速度で、鳴門海峡の潮流の速さは大潮の最大時には、時速20km以上にもなり、渦の速さは世界で三番目の速度で『日本三大潮流(鳴門海峡、来島海峡、関門海峡)』の中でも日本一の速さと言われています。

鳴門の渦潮は「瀬戸内海」と「紀伊水道」の干満差により、激しい潮流が発生することによりできる自然現象で、春と秋の大潮の時には最大で直径約30メートルにも達し、世界2位の大きさである直径約10メートルのノルウェーの「サルトストラメン街の海峡」や世界3位の大きさであるフランスの「ランス川河口」を大きく上回る「世界一大きい渦潮」です。

渦巻き(らせん)は「宇宙の根原現象」で銀河系等の創造的エネルギーの源で「全ての道はトーラスへ通ずる」とされ、世界的にも人気の忍同士のバトルアクション漫画『NARUTO -ナルト-』は主人公の名前が「うずまきナルト」で「仙術チャクラ」と呼ばれる自然エネルギーを取り入れる等、鳴門海峡の渦潮や宇宙の仕組みを意識して創られた作品としても知られています。

うずしおを覗き込める遊歩道【渦の道】

うずしおを覗き込める遊歩道【渦の道】
渦の道(UZU NO MICHI)は徳島県の鳴門市と兵庫県の淡路島の間にある「鳴門海峡」に架かる大鳴門橋(おおなるときょう)の橋桁下部に設置された延長約450メートルの遊歩道および「展望台」で、展望室までは400メートル余りあり、途中には4箇所のベンチを備えた「休憩所」やトイレ等が設けてあります。

渦の道には「お得なセット券」を発売していて、渦の道と「大鳴門橋架橋記念館エディ」や「エスカヒル鳴門」の両方に行く方は「セット券」を買うのがお得になります。

ガラス張りの床から覗き込める【シースルー床】

ガラス張りの床から覗き込める【シースルー眺望床】
遊歩道の途中の数ヶ所や展望室の中央には、畳1枚程の大きさ(約1.8㎡)の「ガラス張りの床」が4枚ずつ計8枚設置してあり、海上約45メートルの高さから潮の干満に伴う「激しい潮流」や「鳴門の渦潮」を覗き込むことができます。

4枚設置されたガラスの「シースルー眺望床」は「ジャンプ禁止・スリップ注意」と注意書きがありますが、大人の方が乗っても大丈夫な強化ガラスで造られており、ガラス張りの床の真上からスリル満点で見下ろすことができます。

遊歩道の先端の見所ビューポイント【展望室】

遊歩道の先端にあるビューポイント【展望室】
全長450メートルの遊歩道の先端にある見所ビューポイントの「展望室」は、大鳴門橋の橋桁空間を利用した回遊式になっていて、大きなガラス越しに大鳴門橋の橋げたや柱等の景観と、潮流が流れてる時間帯の時には「鳴門の渦潮」を間近に見下ろすことができます。

鳴門の渦潮は1日のうちで潮流が最速となる時間帯に最も迫力ある渦潮が発生し、潮の流れない時間帯には「渦潮を見ることはできません!」ので、鳴門の渦潮を必ず見たい方は事前にホームページ等で「渦潮の見ごろの時間帯」や「渦潮の最適な日」をチェックしてから行くのがオススメです。

鳴門の渦潮の見頃の時間帯とベストシーズン

鳴門の渦潮の見ごろの時間帯とベストシーズン
渦潮の見ごろの時間帯は、毎日6時間おきにある満潮・干潮それぞれの潮流最速時の前後の時間帯で、大潮は前後2時間、中潮は前後1時間半、小潮は前後1時間までが観潮には最適とされています。

渦潮の見ごろのベストシーズンは、春と秋の大潮のある日が特にオススメとされ、大潮は「月」と「太陽」の引力が重なることにより、満ち潮と引き潮の水位差が大きくなり、海水の流れも特に速くなる日となりますので、大潮のある見頃の日や時間帯は下記のリンクにある「渦の道の潮見表」でご確認ください。

遊歩道の左右から雄大な鳴門海峡の絶景

遊歩道の左右両側から雄大な鳴門海峡の絶景
渦潮が見れない時間帯でも展望台からは南東(太平洋)と北西(瀬戸内海)を見渡すことができ、遊歩道の左右両側は、橋本体への風圧の影響を軽減するため網構造(フェンス)になっていて、風が吹き抜ける金属の網から「雄大な鳴門海峡の絶景」を眺めながら空中散歩の気分を味わえます。

渦の道は雨の日でも営業していて、小雨の時は屋根があり問題ないですが、雨が強く降る(強風)時は金属の網から通路側に雨が入り込み、水が溜まってる場所がありますので、滑らないように歩く必要があります。
台風のような暴風の時は閉館する場合があります!

屋上から大鳴門橋の絶景【エスカヒル鳴門】

屋上から大鳴門橋の絶景【エスカヒル鳴門】
他にも別途入場料がかかりますが、エスカヒル鳴門は渦の道から「徒歩5分」の場所にある、屋上から「大鳴門橋と鳴門海峡の絶景」が見られる展望施設で、エスカヒル鳴門館内にあるエスカレーターは、建設当時は日本一であった全長68m、高低差34mのエスカレーターに乗って、3分程で頂上まで到達することができます。

エスカレーターは眺望と採光を考慮したシースルー構造を採用しており、エスカレーターの両側には「スイセン」「ツツジ」等の花が咲いていて、春にはエスカレーターに乗りながら「サクラ」等も楽しむことができます。

屋上にある展望台からは大鳴門橋の全容と鳴門海峡が360度見渡すことができ、晴天の時には小豆島や和歌山県まで眺望できる『四国の中でも至高の絶景スポット』になっています。

旅行の達人の観光ガイド

渦の道の観光所要時間は「1時間以内」で楽しむことができるので、観光に時間がない人にもオススメのスポットです。

渦の道への車での交通アクセスは神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北IC」から約5分で、カーナビで「渦の道」に設定すると別の場所へ案内される場合がありますので、カーナビに「大鳴門橋架橋記念館 エディ」に設定するのが良いとされています。

渦の道と大鳴門橋架橋記念館エディには「専用駐車場がありません」ので、渦の道へ「徒歩5分」で行くことができる一番近い駐車場(駐車台数200台)の「鳴門公園第1駐車場(有料)」か、混雑している場合は「鳴門公園第2、3、4駐車場(有料)」もあります。

近場にある他の観光スポットは、渦の道から「徒歩3分」の場所にある、平成30年3月にリニューアルオープンした、ゲームやアトラクションを通して徳島県の自然や文化を楽しみながら学べる「大鳴門橋架橋記念館エディ」や、1F部分に位置するカフェで、徳島五大麺の「徳島ラーメン」や「鳴ちゅるうどん」を食べられ、屋上からは大鳴門橋と鳴門海峡の絶景が見られる「エスカヒル鳴門」もありますので、楽しもうと思えば1日中観光できるスポットになっています。

渦の道の観光情報

スポット名】大鳴門橋遊歩道 渦の道(UZU NO MICHI)
住所】徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園内)
電話番号】088-683-6262
交通アクセス
■「JR徳島駅」から徳島バス「鳴門公園行き」乗車⇒(約80分)「鳴門公園」下車⇒徒歩5分

■「大阪・神戸」から(高速バス)⇒「鳴門公園口」下車⇒徒歩3分

■車では、神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北IC」から約5分
料金】大人510円 高校生410円 中学生410円 小学生250円
営業時間】9:00~18:00 夏季(GW・夏休み)8:00~19:00
冬季(10月~2月)9:00~17:00※最終入館は閉館の30分前
定休日】3・6・9・12月の第2月曜日。
※夏休み(7/20~8/31)は無休
ホームページ公式サイト

渦の道の地図情報

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