函館山の夜景は北海道函館市の山から眺望できる絶景で、世界の代表的な夜景を3ヶ所選んだ『世界三大夜景(函館・香港・イタリアのナポリ)』や日本の夜景の中でも美しい3ヶ所の『日本三大夜景(函館・長崎・神戸)』に筆頭で選ばれている日本一の夜景とも賞されて、現在でも函館の中で一番人気の観光スポットになっています。
最近では『世界新三大夜景(モナコ・長崎・上海)』が新しく認定されて出てきましたが、100万ドルの夜景と呼ばれる函館山の夜景は、2011年にミシュランガイドでは最高評価である三つ星を獲得していて、春夏秋冬・四季折々に見所があるロマンチックで幻想的な風景は「日本の行って良かった夜景」でも1位に選ばれています。
東京と函館を結ぶ【北海道新幹線】
2016年3月に北海道新幹線が開通したことで、東京駅から新函館北斗駅まで最短4時間2分で結ばれ、開業前よりも1時間以上短縮され、函館駅までの交通アクセスが良くなりました。
函館山までのアクセス方法と営業時間
函館山への交通アクセス方法はロープウェイ、バス、タクシー等の交通手段がありますが、一番人気のあるアクセス手段は、山麓駅と山頂駅の間を3分で結び、函館山頂からの景色とは一味違った角度で楽しむことができる「函館山ロープウェイ」です。
函館山ロープウェイ乗り場のある山麓駅までは、市電「十字街」電停から歩いて10分程で、料金は大人の往復で1800円(小人の往復900円)となっています。
営業時間は10:00~21:50(10月1日~4月19日は20:50まで)ですが、日没から夜景になる時間帯の「1~2時間」は毎回大変込み合うことが予想されています。
函館山までの一番オススメの交通手段
函館山への一番オススメのアクセス方法は「函館山登山バス」で、函館駅から面倒な乗り換えなしで片道が大人500円、小人250円で函館山の展望台まで直行で行くことができます。
函館山登山バス(1系統)は、函館駅の目の前にあるバスターミナルから、夕方の時間帯からで「4月中旬から11月初旬のみ運行」ですが20~30分間隔で運行され、バスガイドさんによる沿道の建物や函館の歴史、登山道からの眺望スポットに関する案内放送を聞きながら「函館山の展望台まで30分程」で行くことが出来ます。
函館山登山バスは函館山の緑の中を走り、道中の視界が開ける場所からは、函館山ロープウェイや展望台とは違った角度の函館山の絶景を眺望できますので「行きは右側の席」で「帰りは左側の席」に座るのがオススメとなってます。
世界三大夜景の一つ【函館山の夜景】
函館山登山バス(1系統)ならバスを降りて正面にある階段を上ると屋外展望台に到着で、高さ334メートルの函館山頂の展望台から市街地を見下ろすと、『世界三大夜景の一つ』で「光の街」と「影の海」のコントラストが美しい函館山の絶景を眺望することができます。
函館山の夜景が一番きれいな時間帯は「日没約30分後」で、薄暮れていく濃紺色の空に街の明かりが美しく映えて「絶景の写真も綺麗に写しやすい」時間帯として人気があります。
函館山の夜景がきれいな理由
函館山の夜景がきれいな理由は、函館の街並みにある真直ぐに整っている複数の坂が、夜景に直線を加えて全体を引き締める景観になることや、函館山と北海道の本土を結んでいる『くびれた部分に街明かりが集結し両端の暗い海とのコントラストを深く感じさせる』ことが最大の理由となっています。
他にも、高さと距離感が計算されたように絶妙な距離にあり、見下ろす角度が10度位で最も見えやすい景色の条件が複数揃っていて、それが世界中で絶賛される何度でも見たいと思わせる夜景を生み出しています。
初夏のみ出現する霧夜景
初夏の函館山で運が良いと見ることができる「霧の広がる幻想的な街の風景」は、大気の温度が下がると水蒸気が小さな粒になって空中や海上に浮かび、霧が発生しやすくなり出現するそうです。
冬の季節限定の雪夜景
冬の季節限定で見ることができる雪明りと夜景の競演は、外灯やネオンの灯りが雪に反射して一層輝きを増し「ロマンティックで神秘的な夜景」へと変貌した、夏場には見られない「幻雪の美しい夜景」になっています。
函館夜景の都市伝説【ハート伝説】
函館山の夜景から「ハート」や「スキ」のカタカナの文字を1パターンでも見つけられると、願いが叶ったり幸せになれるという函館夜景の都市伝説である『ハート伝説』があります。
「ハート」の文字は「8個以上」もあるとの噂ですが、季節や時間帯によって見え方が違いますので、実際に現地に訪れて自身の目で探すのがオススメとなっています。
ハート伝説の答えは人から教わったらダメという説もあるので、上記の画像から見つけた方や、実際に現地に訪れて夜景を見た後の「答え合わせ」の一つとして参考にして下さい。
旅行の達人の観光ガイド
寒い時期は屋外だと防寒対策が必要になりますが、山頂展望台には暖房が効いたガラス張りの屋内展望スペースの暖かい所でも景色を楽しむこともできます。
函館のご当地グルメは「新鮮な魚介類の海鮮丼」で、この海鮮丼を食べるだけのために函館に来てもいいほどの絶品なので食べることをオススメします。
函館には他にも、映画『名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)』で舞台の五稜郭を眺望できる「五稜郭タワーfa-external-link」や北海道函館市を中心とした有名なハンバーガーショップの「ラッキーピエロ」などが名物になっています。
函館山展望台の観光情報
【スポット名】函館山展望台
【住所】北海道函館市函館山
【交通アクセス】
■JR函館駅から函館山登山バス(1系統)で約30分
■市電[十字街]電停から徒歩10分でロープウェイ乗り場到着⇒函館山ロープウェイ乗車後3分で山頂
【料金】函館山展望台からの夜景は無料
【ホームページ】公式サイトfa-external-link