天下五剣「童子切安綱」等の刀剣を展示【東京国立博物館の本館】

東京国立博物館は1872年(明治5年)に開館した日本の博物館の中で「最も長い歴史」を持つ「日本最古の博物館」で、日本と東洋の彫刻・美術品や刀剣・工芸品がおよそ「11万件以上収蔵」され「国宝」も数多く展示されています。

日本でも最大級の大きさを誇る「東京国立博物館の本館」では「刀剣」を数多く所蔵しており、日本刀の中でも特に名刀と呼ばれる5振の天下五剣(童子切安綱、三日月宗近、大典太光世、鬼丸国綱、数珠丸恒次)である「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」と「三日月宗近(みかづきむねちか)」の二つの名刀が所蔵されています。

他にも現存する全ての日本刀中の最高傑作として知られる「大包平(おおかねひら)」や徳川家に祟る伝説の妖刀で知られる「村正(むらまさ)」等の多くの有名な名刀が所蔵され、国宝級の「名刀の展示期間中」には、世界中から日本刀のファンが集まり連日混雑するほど人気を集めています。

現在は新型コロナウイルスの感染防止のため「2月27日~当面休館」となっています。

高校生以下や高齢者の方は【平常展が無料】

高校生以下や高齢者の方は【総合文化展が無料】
高校生以下及び18歳未満の方や満70歳以上の方は「年齢が分かる証明書(生徒手帳、健康保険証、運転免許証など)」を提示すれば総合文化展(平常展)の一般料金1000円が「無料」になります。(特別展の場合は別料金がかかります)

刀剣や重要文化財を展示する【国立博物館】

刀剣や重要文化財を展示する【国立博物館の本館】
本館1階では「国宝」や「仏像」などの彫刻を「分野別」で作品を鑑賞することができる「分野別展示」と「企画展示」で構成され、一つの分野の作品を集中して見ることができます。

本館2階では縄文時代から江戸時代までの美術をたどる「日本美術の流れ」がテーマで、国宝や重要文化財などの作品を鑑賞しながら、日本の美術史をたどることができます。

東京国立博物館の見どころは「本館1階の13-2」にある「刀剣の展示エリア」で、日本刀は武器としての役割と共に美術品としても「世界中から高く評価」され、最近では「刀剣乱舞」等のゲームの影響もあり「三日月宗近」「大包平」「獅子王」「鳴狐」「厚藤四郎」等の名刀の展示が、若い女性を中心に人気を集めています。

天下五剣【童子切安綱(どうじぎりやすつな)】

天下五剣【童子切安綱(どうじぎりやすつな)】
童子切安綱(どうじぎりやすつな)正式名称「伯耆安綱(名物 童子切安綱)」は平安時代の伯耆国の刀工「安綱」作の国宝の太刀で「天下五剣」の筆頭ともいえる刀として名を馳せて、試し斬りでは、積み重ねた罪人の死体六体を一太刀で輪切りにし、刃が土台まで達してた程の恐るべき切れ味を誇る「日本史上最強の刀」と云われています。

童子切安綱の由来は童子切の使い手として最も有名な「源頼光」が日本三大妖怪に数えられる「酒呑童子」の首を刎ねた(鬼切りの太刀)に由来し、伝来は「足利将軍家」が秘蔵し「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」と、三英傑の手に渡り、後に国宝第一号(現在でいう重要文化財)に指定され、戦後に東京国立博物館に所蔵されました。

童子切安綱の展示期間

「2018年11月20日~2019年2月17日」まで東京国立博物館「本館1階の13-2」で「伯耆安綱(名物 童子切安綱)」として展示されています。

童子切安綱の今後の展示予定

過去の展示期間が「2016年1月2日~2016年3月13日」奈良県にある「春日大社 国宝殿」で「2019年12月28日〜2020年3月1日」から予測すると「2021年」前後に展示されると予想されますので「童子切安綱」の展示スケジュールが分かり次第更新します。

天下五剣【三日月宗近(みかづきむねちか)】

天下五剣の中でも最も美しいと評される【三日月宗近(みかづきむねちか)】
三日月宗近(みかづきむねちか)正式名称「三条宗近(名物 三日月宗近)」は平安時代の刀工「三条宗近」作の国宝で「天下五剣の中でも最も美しい」と評され、「名物中の名物」とも呼び慣わされる日本刀(太刀)です。

三日月宗近の由来は焼刃の模様である「刃文(はもん)に三日月状」のものが数多くあることにちなみ、伝来は「豊臣秀吉」の正室高台院が所持し、その後、寛永元年(1624年)に遺品として徳川秀忠に贈られ、以来「徳川将軍家の所蔵」となった後、1951年に「国宝」に指定され、他の個人所蔵家に渡りますが、1992年(平成4年)に当時の所蔵者「渡邊誠一郎」から東京国立博物館に寄贈されました。

三日月宗近の展示期間

「2019年7月23日~2019年9月29日」まで東京国立博物館「本館1階の13-2」で「三条宗近(名物 三日月宗近)」として展示されています。

三日月宗近の今後の展示予定

過去の展示期間が「2017年7月19日~2017年10月15日」「2015年5月12日~7月20日」「2012年9月15日~9月30日」から予測すると「2021年」前後に展示されると予想されますので「三日月宗近」の展示スケジュールが分かり次第更新します。

日本刀の最高傑作【大包平(おおかねひら)】

現存する日本刀中の最高傑作と呼ばれる西の横綱【大包平(おおかねひら)】
大包平(おおかねひら)正式名称「古備前包平(名物 大包平)」は平安末期の刀工「備前包平」作の国宝で、現存する「全ての日本刀の中で最高傑作」と名高く、「東の横綱」と呼ばれる「童子切安綱」に対して「西の横綱」と呼ばれ「日本一の名刀」とさえ云われています。

大包平の由来は刀匠包平が作った刀でも「最高の包平」という意味と寸法の長さから「大」が付けられ「大包平」と呼ばれて、刀身が薄く軽く丈夫に作られているだけではなく、刀身全体の重心バランスが良いため、重さを感じず振るいやすい作刀技術が高く評価されてます。伝来は江戸時代から300年近く池田家に伝来し、1967年に文部省が「6500万円(当時)」で買い取り、1968年に「童子切安綱」と共に「文化庁」から東京国立博物館に移管されました。

大包平の展示期間

「2018年1月10日~2018年4月8日」まで東京国立博物館の「本館1階の13-2」で「古備前包平(名物 大包平)」として展示されています。

大包平の今後の展示予定

「2020年6月9日~2020年9月6日」まで東京国立博物館の「本館2階5室」で展示が予定されています。
新型コロナウイルスの感染防止のため延期する可能性があります)

重要文化財【獅子王(ししおう)】

源頼政が怪物ヌエ(鵺)を仕留めた恩賞として下賜された【獅子王(ししおう)】
獅子王(ししおう)は平安時代末期の「大和刀工」作の重要文化財の太刀で「獅子王」とは刀身に付けられた「号」であり、刀身自体は「無銘」となりますが、拵えと併せて「太刀 無銘(号 獅子王)附 黒漆太刀拵」と総称されています。

獅子王の由来は近衛天皇の時代(1141-1155年)に都を騒がせた怪物ヌエ(鵺)を「源頼政」が仕留めた恩賞として下賜されたと『平家物語』と『源平盛衰記』で記されています。伝来は頼政の子孫である竹田城城主「斎村政広」へと受け継がれましたが、関ヶ原の戦いで鳥取城下を焼き払った事が原因で「徳川家康」に切腹を命じられた際に没収され、その後「土岐家」に代々伝えられ、現在は「東京国立博物館」に所蔵されています。

獅子王の展示期間

「2019年11月26日~2020年2月16日」まで東京国立博物館の「本館2階5室・6室」で「太刀 大和物(号 獅子王)」として展示されています。

珍しい打刀【鳴狐 (なきぎつね)】

差表に銘が掘られている珍しい打刀【鳴狐 (なきぎつね)】
鳴狐 (なきぎつね)は鎌倉時代の刀工「粟田口国吉」作の「打刀」で、鎌倉時代の作としては珍しく「差表に銘が掘られている」のが特徴とされ「粟田口国吉(号 鳴狐)」の名称で「重要文化財」に指定されています。

鳴狐の由来は不明とされていますが、一説では障子に映った「狐の怪物」を一刀にて両断した「断末魔」が由来と云います。伝来は「石黒甚右衛門」から館林藩主の「秋元家」に伝わり、1931年(昭和6年)に「旧国宝」指定を受け、その後は愛刀家「渡邊三郎」が所持しますが、1991年(平成3年)に子息の「渡邊誠一郎」が「三日月宗近」等の名刀と共に「東京国立博物館」に寄贈されました。

鳴狐の展示期間

「2017年4月25日~2017年7月17日」まで東京国立博物館の「本館1階の13-2」で展示されています。

日本刀の都市伝説【刀の携帯を禁止にした理由】

日本刀の都市伝説【刀の携帯を禁止にした理由】
日本刀が、拳銃など他の武器と決定的に異なるのは、それを振るう者の心身と緊密な関わりを持つことだとされ、刀を使いこなすには日々厳しい鍛錬を積み、使う者が心身を極限まで磨き上げてはじめて、刀は十二分にその力を発揮します。

現代に伝わる名刀が妖しげな気を帯びているのも、使っていた者が死に、刀と肉体が切り離されたあとも、その者がもっていた「強靭な精神」や「決死の殺気」を今も刀が宿しているからとも云われています。

戦後にGHQが何よりも先に刀の携帯を禁止にしたのは、刀が象徴していた日本人の強靭な精神を弱体化させて、自分たちが支配しやすい国民と国家を作り上げるためだったのかもしれません。

(信じるか信じないか「お主」次第でござる)

東京国立博物館の観光情報

スポット名】東京国立博物館
住所】東京都台東区上野公園13-9
電話番号】03-3822-1111
交通アクセス
(1)鶯谷駅南口出口から徒歩約4分
(2)上野駅JR公園口出口から徒歩約9分
(3)入谷(東京都)駅2出口から徒歩約11分
料金】一般 1000円、大学生 500円
高校生以下及び18歳未満、満70歳以上 無料(証明書ご提示)
営業時間】9時半~17時
定休日】月曜日、年末年始
月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館。
ホームページ公式サイト

東京国立博物館の地図情報

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