天橋立ビューランドは京都府宮津市にある「天橋立」を南側から一望できる展望所で、江戸時代から続く日本三景(安芸厳島・丹後天橋立・陸前松島)で特別名勝の一つでもある「天橋立の絶景」を一望できる観光スポットです。
文珠山の山頂にある「天橋立ビューランド」から「股のぞき」した時の眺めは、龍が天に登る姿に見えることから「飛龍観」と呼ばれ「美しい日本の歴史的風土百選」や「日本の歴史公園百選」等の多数の日本百選に選ばれています。
天橋立は船や歩きで反対側に渡ることが可能で「北側からの天橋立の景観」を一望できる「傘松公園」からは「昇龍観」と呼ばれる昇り龍のように見える絶景を眺めることが出来る一年中人気の観光スポットです。
天橋立ビューランドへのアクセス
天橋立ビューランドへのアクセスは京都丹後鉄道宮津線の「天橋立駅から徒歩5分」で文殊踏切を渡ると見える「リフト・モノレール乗り場」から天橋立ビューランドに登ることができます。
リフト・モノレールの料金はどちらも同じ金額で「大人850円 子供450円」で往復で利用でき「天橋立ビューランドの入園料」も含まれています。
モノレールは20分に1回程度と時間が決まっていて混雑が予想されるので、景色をゆっくりと眺められる「一人用のリフトがオススメ」です。
天橋立の展望台【天橋立ビューランド】
天橋立ビューランドには「股から覗く」と天に舞い上がる龍のように見える飛龍観が体験できる「股のぞき台」やファミリーで楽しめる遊園地のアトラクションもある「子供からお年寄りまで楽しめる観光スポット」です。
他にも天橋立を眺めながら食事ができる「展望レストラン」や360度のパノラマ風景を歩きながら楽しめる「飛龍観回廊」など天橋立の絶景スポットを堪能できる施設が充実しています。
子供向けの乗り物が揃う【山頂遊園地】
天橋立ビューランドにある小さな遊園地には「観覧車」があり、さらに上から栗田半島・宮津市街や伊根町方面まで見渡すことが出来ます。
他にも二人乗りで公園内を一周しながら絶景を楽しめる「サイクルカー」や小さな子供が喜びそうな「ゴーカート」や「アーチェリー」などの家族で楽しめる遊園地のアトラクションがあります。
天橋立の由来【天橋立神話】
天橋立の由来は天橋立が天に架かる橋のように見えることから「天橋立」の名前の由来ではないかと言われています。
『丹後風土記』によると、昔の天橋立は「天への架け橋」といわれており「イザナギノミコト(男神)」という神様が「イザナミノミコト(女神)」の住む地に、天上から通うために天と地の間に長いハシゴをかけて行き来していたと言われ、ある日イザナギノミコトが寝ている間に、そのハシゴが倒れて天橋立となったという神話が残っています。
天の浮橋の神話には「天の浮橋」神話神代の時代、天にいた「イザナギ」が、地上の籠神社奥宮(眞名井神社)にいた「イザナミ」のもとに通うために使っていた梯子が天橋立であったという神話から「男と女を結ぶ良縁成就の地」として現代にも伝えられています。
冬の天橋立【雪景色の天橋立】
冬の積雪がある時期だけに見られる雪景色の天橋立は「幻雪の飛龍」と呼ばれて、壮大な景観の雪化粧が美しい「奇跡の絶景」として語られています。
天橋立ビューランドの観光情報
【スポット名】天橋立ビューランド
【住所】京都府宮津市字文珠437
【電話番号】0772-22-5304
【交通アクセス】KTR天橋立駅から徒歩で5分⇒リフト・モノレールに乗車7分
【料金】大人:850円 小学生:450円(往復で入園料込み)
【営業時間】
営業:2月21日~7月20日 9:00~17:30
営業:7月21日~8月20日 8:30~18:30
営業:8月21日~10月20日 9:00~17:30
営業:10月21日~2月20日 9:00~17:00
【ホームページ】公式サイト
天橋立ビューランドの地図情報
桟橋と一の宮桟橋を結ぶ【天橋立観光船】
二つ目の絶景が見れる「傘松公園」までは宮津(宮津桟橋)~文殊・天橋立(天橋立桟橋)~府中・一の宮(傘松公園下)の間を運航してる「天橋立観光船」がオススメです。
天橋立観光船は「天橋立桟橋と一の宮桟橋を12分で結び」海上から違った風景の天橋立を楽しみながら反対側に渡ることが出来ます。
傘松公園までのアクセス
傘松公園へのアクセスは京都丹後鉄道宮津線の「天橋立駅から天橋立観光船で12分」で一の宮桟橋に到着後に「天橋立リフト・ケーブルカー乗り場」から5分で傘松公園に登ることができます。
リフト・ケーブルカーの料金はどちらも同じ金額で「往復 大人640円 子供320円」で傘松公園行きケーブルカー・リフトと天橋立ビューランドのモノレール・リフトがセットになったお得な「二大展望所めぐりチケット」もあるので二つの絶景を見る方はオススメです。
ケーブルカーは15分に1回程度と時間が決まっていて混雑も予想されるので、雨天時や寒い時期以外は景色をゆっくりと眺められる「一人用のリフトがオススメ」です。
天橋立を北側から一望できる【傘松公園】
傘松公園は天橋立を北側から一望できる展望所で、北側から見た眺めは「斜め一文字」や天橋立が昇り龍のように見えることから「昇龍観」と呼ばれ、天橋立を股の間からのぞくと天地が逆転したように見える「股のぞき」発祥の地としても有名な観光スポットです。
他にも北側の天橋立の絶景を眺めながら食事ができる「AmaTerrace(アマテラス)」や円形のデッキから絶景を見渡せ「一部の床面を強化ガラス張り」を施し足元から約40m下が見通せる「スカイデッキ」など天橋立の絶景をより楽しめるスポットになっています。
天地が逆転したように見える【股のぞき】
股のぞきとは自身の股の間から顔を出し逆さまにものを見る日本の民俗風習のひとつで、傘松公園から「股のぞき」で見る景色は海と空が逆になり「天に架かる浮き橋」のような龍が降臨する姿を望むことができます。
一説には天橋立は日本神話に登場する「天の浮き橋」ともいわれ、神話では浮き橋の上から矛で海をかき鳴らして国生みの舞台となる「オノゴロ島」を作ったとされ、天橋立神話に登場する「天上世界」とも云われています。
輪の中をくぐると開運【かわらけ投げ】
かわらけ投げ(土器投げ、瓦投げ)とは厄除けなどの願いを掛けて、高い場所から「土にすぐ戻る素材の土器」の皿を投げる遊びで、傘松公園にある長い柱の先についた輪っかの中に「かわらけ」を投げて「うまく輪の中をくぐると幸運が訪れる」といわれています。
かわらけ投げの料金は「3枚で200円」で1枚でも輪っかの中を通せば「開運が訪れて願いがかなう」とされ、1枚も輪っかの中に入らなくても「かわらけを投げるだけでも厄除けになる」ので是非チャレンジすることをオススメします。
傘松公園にある「お土産屋で1000円以上購入」すると「かわらけ」が貰えるサービスもあるので「おみやげ品」を買う予定のある方は先に購入してから挑戦するのがお得です。
季節で咲き誇る天橋立の絶景
傘松公園では四季折々に咲き誇る様々な花や樹木を楽しむことができ「天橋立の絶景をより引き立て」季節に応じて変化する美しい風景を感じことができます。
冬の季節限定の雪景色
冬の積雪がある時期だけに見られる雪景色が美しい「冬の昇竜観」は白龍が天へと昇る姿に変貌し、夏場には見られない「神秘的な絶景」になっています。
旅行の達人の観光ガイド
天橋立は二大展望台の他にも、三人寄れば文殊の知恵で有名な「智恩寺」や伊勢神宮(皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮))が、現在地へ遷る以前に一時的に祀られた伝承を持つ「元伊勢籠神社(このじんじゃ)」などの重要な神社があります。
天橋立観光が初めての方にもオススメ出来る「定番のコース」は天橋立駅から徒歩5分で「天橋立ビューランド」で一つ目の絶景を見た後に「智恩寺」で参拝をして「天橋立観光船」で反対側に渡り「籠神社」で参拝した後に「傘松公園」で二つ目の絶景を見て帰る「3時間から4時間」の観光コースになります。
傘松公園の観光情報
【スポット名】傘松公園
【住所】京都府宮津市大垣75
【電話番号】0772-27-0032
【交通アクセス】
KTR天橋立駅から天橋立観光船で20分⇒一の宮桟橋下船からケーブルカーで10分
【料金】大人往復660円 子供往復330円
【営業時間】ケーブルカー 8:00~16:30(時期によって異なります)
【ホームページ】公式サイト