日本を代表する富士山と桜の絶景スポット【新倉山浅間公園】

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新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)は山梨県富士吉田市の浅倉山中腹にある「富士山」「」「五重塔」と日本を代表する風景を一枚の写真に収めることができる「絶景スポット」で世界的にも「最も日本らしい風景」として高く評価されている公園です。

新倉山浅間公園は「桜の名所」としても人気で、公園内の650本余りの「ソメイヨシノ」が満開になる頃に合わせて「新倉山浅間公園 桜まつり」が開催されています。

新倉山浅間公園の長い階段を上ると富士吉田市のシンボルである五重塔の「忠霊塔(ちゅうれいとう)」があり、忠霊塔と富士山が揃う絶景スポットは「世界中のカメラマンが死ぬ前に訪れなければならない21の場所」にも選出され、海外の教科書などでは「日本の象徴」としても紹介されています。

新倉山浅間公園へのアクセス


新倉山浅間公園へのアクセスは富士急行線の「下吉田駅から徒歩10分」で、駅前から「踏み切り」を渡り、左折していくと中央自動車道の下に「案内表示」が見えるので、その方向に従って進むと「新倉山浅間園の入口」の階段が見えてきます。

車でのアクセスは100台収容可能な「新倉山浅間公園 駐車場」等がありますが、休日などは満車になることも多いので「電車などの公共交通機関」がオススメです。

2016年までは車を利用して「忠霊塔の駐車場」まで移動することが出来ましたが、現在は混雑でのトラブルを避けるために閉鎖され「車イスをご利用の方のみ駐車可能」となっています。

富士山-信仰と芸術の源泉【世界遺産】


富士山‐信仰の対象と芸術の源泉(ふじさん-しんこうのたいしょうとげいじゅつのげんせん)とは、日本一高くそびえる富士山は日本人にとって神聖な存在であり、古くから「信仰の対象」として日本人の自然観に大きな影響を与え、世界中から富士山頂を目指す人々が増えたことが「世界遺産」になった理由の一つで。

富士山の「絵画」「文学」「詩歌」「演劇」などの芸術作品にとって創造的感性の源泉であり続け、葛飾北斎の「冨獄三十六景」や歌川広重の「東海道五拾三次」などの富士山を描いた浮世絵が、西洋の芸術の発展に大きな影響をもたらしたことが評価され、2013年に「世界文化遺産」に登録されました。

世界中から集まる【新倉山浅間公園


新倉山浅間公園は、古くからの富士山ファンや「カメラマン」の方に絶賛されていて、今では海外の観光客に人気があり「世界中から集まる観光スポット」になっています。

新倉山浅間公園への登り口には「新倉富士浅間神社」や階段の途中から「様々な絶景」も楽むことが出来ますが「忠霊塔」がある広場までの階段は「約400段」もあるので、体力に自信のない方は「軽装でゆっくり上る」のをオススメします。

刀を奉納された【新倉富士浅間神社】


新倉山浅間公園の駐車場の近くにある階段を上ると「新倉富士浅間(あらくらふじせんげん)神社」の境内に直接行くことができます。

新倉富士浅間神社の御主神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、大山祇命(おおやまずみのみこと)、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)で「災除け・家庭円満・安産・子育ての神」として地域の人々をはじめ県外に渡って広く信仰を集めている神社です。

創建は705年(慶雲3年)で戦国時代には武田信玄の父である「武田信虎」が北条氏との戦の際に、境内地である新倉山に陣をとり、この新倉富士浅間神社で戦勝を祈願して勝利したことにより「刀を奉納された」と伝わっています。

398段の階段【咲くや姫階段】


新倉富士浅間神社の境内地から「忠霊塔」まで一直線に伸びる「398段」の長い階段を、分かりやすく親しみやすい愛称を多くの市民の方々から募集した所「咲くや姫階段」という愛称になりました。

また語呂合わせでも「咲くや(398)姫階段」で覚えやすく、かつては397段で「咲くな(397)」と読めてしまうことから、新しく1段足されたというエピソードがあります。

階段の途中から【富士山の絶景】


忠霊塔がある広場までの階段は苦難ですが、階段から振り返ると常に「富士山の絶景」が堪能できますので、景色を楽しみながら「ゆっくり上る」のをオススメします。

咲くや姫階段の頂上には【五重塔の忠霊塔


長い階段を上り終わると富士吉田市のシンボルの五重塔「忠霊塔(ちゅうれいとう)」がある広場に到着します。

朱色に輝く五重塔の「忠霊塔」は太平洋戦争での戦没者を慰霊するための戦没者慰霊塔で、霊を慰めるためや、二度とそのようなことがないように戒めることや警告といった意味をもち「世界平和のシンボル」として昭和38年(1963年)に建設されました。

富士山と五重塔の絶景【展望台】


富士山と五重塔の絶景が撮影できる「展望デッキ」は忠霊塔のすぐ後ろにあり、2016年に柵が設置され「安定して撮影」しやすくなりました。

霊峰富士山をバックに五重塔を収められる絶景は「新富嶽百景」に指定され、世界的なガイドブックの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂第4版の表紙になったこともあり、タイでは教科書にも掲載され「日本に興味があるタイ人で知らない人はいない」と言われるほど有名になっているそうです。

新倉山浅間公園【撮影ガイド】


オススメの撮影時間帯は、人が少なめで綺麗に撮影できる「午前中」ですが、桜まつりの期間中の「展望デッキ」は三脚が禁止され、朝からでも大変混雑していますので注意が必要です。

新倉山浅間公園の絶景は「秋の紅葉の季節」や「冬の富士山と五重塔」も素晴らしく、夜には「綺麗な夜景」が眺望できるので「春夏秋冬」いつ行っても楽しめるスポットになっています。

旅行の達人の観光ガイド

富士山の絶景は雨天時や晴れていても雲がかかっていれば眺望することができないので、どうしても「運次第」ということもあります。

新倉山浅間公園の難所は「398段」の長い階段ですが、階段の横にある「坂」からも展望台へ行けるので、人によっては坂の方が疲れずに上ることができます。

展望台まで上らなくても、階段の途中から「富士山の絶景」を眺望することができますので「観光の時間が少ない方」にもオススメの絶景スポットです。

新倉山浅間公園の観光情報

スポット名】新倉山浅間公園
住所】山梨県富士吉田市新倉3353-1
電話番号】0555-22-1111
交通アクセス】富士急行線「下吉田駅」から徒歩10分
料金】無料
営業時間】年中無休
ホームページ公式サイト

新倉山浅間公園の地図情報

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