奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は青森県十和田市にある「焼山」から十和田湖の「子ノ口(ねのくち)」までの約14kmの渓流で、深い自然林におおわれた奥入瀬川の渓流を「千変万化の水の流れ」が生む躍動感あふれる大自然の景観が展開しています。
1952年には「特別名勝」や「天然記念物」に格上げされて、渓流の途中には「阿修羅の流れ」や「雲井の滝」など「見どころ満載」の景観を味わいながら散歩できる観光スポットです。
新緑や紅葉が見どころのベストシーズンは?
奥入瀬渓流の「新緑や紅葉が一番見所になる時期」は例年だと「新緑は5月~6月」で紅葉は「10月上旬」から色づき始め「10月の中旬から下旬」にかけてが一番紅葉が美しいベストシーズンになっています。
奥入瀬渓流にある駐車場は「焼山(やけやま)」「石ヶ戸(いしげど)」「銚子大滝」「子ノ口(ねのくち)」の4ヶ所で無料で停められますが、全体的に駐車できるスペースが少なく、新緑や紅葉の時期は「特に観光客が多く」車などは渋滞していますので「バス」でのアクセスがオススメです。
千変万化の水の流れ生む景観【奥入瀬渓流】
奥入瀬渓流は「焼山側」から十和田湖がある「子ノ口方面」の「下流から上流に向かって」歩いたほうが自分に向かってくる水の流れの景観をより堪能することができます。
渓流に沿った流れとほぼ同じ高さに車道と歩道がつくられていますので「大自然の中を歩いてるだけ」でも楽しめるのが奥入瀬渓流の最大の魅力です。
奥入瀬渓流が初めての方にオススメの散歩コース
みどころを押さえて疲れずに歩くことが出来るオススメのコースは「石ヶ戸」の停車駅でバスを降りて「石ヶ戸の瀬」⇒「阿修羅の流れ」⇒「大自然の散歩道」を満喫した後に「雲井の滝」のバス亭までを歩く「2時間程の散歩コース」になります。
「雲井の滝」から「銚子大滝」までは更に歩いて「1時間程」掛かるので、時間と体力に余裕がある方にオススメの散歩コースになっています。
奥入瀬渓流の焼山から子ノ口までの散策マップ
(出典:十和田湖国立公園協会)
奥入瀬渓流の一番みどころ【阿修羅の流れ】
「石ヶ戸」から「30分程」歩くと旅番組や雑誌、ポスターなどで紹介される奥入瀬渓流を代表する絶景スポット「阿修羅の流れ」が見えてきます。
奥入瀬渓流のなかで最も美しい景勝地といわれ、その名のとおり激しく流れる水がつくりだす景観は「阿修羅」のような美しさと神秘的な迫力があります。
その神秘的な美しさから、観光シーズンや休日には「絶景を撮影する人」や「絵を書く人」などで一日中賑わっている人気のスポットです。
高さ20メートルの【雲井の滝】
雲井の滝は、うっそうとした森林にかこまれた断崖から三段になって落下する滝で「高さ20メートル」水量も豊かで渓流沿いにある滝の中でも「見ごたえのある滝」のひとつです。
雲井の滝バス亭から徒歩3分の場所にあり、バスの待ち時間に「遠めで眺める」ことができ「滝つぼの近く」まで行って「見ごたえある写真」も撮ることができるカメラマンの方にも人気のエリアです。
奥入瀬本流にかかる随一の滝【銚子の大滝】
銚子の滝は奥入瀬渓流本流にかかる随一の滝で「高さ7メートル」「幅20メートル」の水音高らかに水しぶきをあげる堂々たる滝です。
銚子大滝は、滝の右手に伸びる断層や左から流れ込む寒沢の影響でできたと考えられており「十和田湖への魚の遡上を阻止してきた魚止めの滝」でもあるため、長いあいだ「十和田湖には魚が住めない」といわれてきました。
奥入瀬本流にかかる唯一の滝だけに「多くの人々の人気」を集めていて、春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、そして冬の氷瀑と、四季折々に魅力がある人気のスポットです。
旅行の達人の観光ガイド
奥入瀬渓流の所要時間は「焼山」から「子ノ口(ねのくち)」まで14キロを全て歩くと「4時間半」ほど掛かかります。
奥入瀬渓流を代表する絶景スポットの「阿修羅の流れ」が目当ての方は「石ヶ戸」の駐車場かバスで「石ヶ戸停留所」で降りてから「歩いて30分程」で行くことが出来ます。
奥入瀬渓流は散歩中にバスの停留所が多く、自分のペースで歩けるため「一人旅の方」にもオススメで「春夏秋冬」で景色が大きく変わるので「何度来ても楽しめる旅行先」になっています。
奥入瀬渓流の観光情報
【スポット名】奥入瀬渓流
【住所】青森県十和田市大字奥瀬
【電話番号】0176-74-2355
【交通アクセス】
八戸駅からバスで80分
青森駅からバスで120分
【料金】無料
【営業時間】観光自由
【定休日】年中無休
【ホームページ】公式サイト